コーヒーを通して福井の活性化を目指す野外イベント「Ｆｕｋｕｉ　Ｃｏｆｆｅｅ　Ｆｅｓｔｉｖａｌ」（福井コーヒーフェス）の実行委は７月４日までに、今年のフェスを１１月４、５日、福井市中央公園で開催すると発表した。２回目となる今回は出店規模を拡大し、多くの世代がコーヒー片手に集う文化の醸成につなげたい考え。

　県内コーヒー店やアウトドアショップなどでつくる実行委が昨年１０月、坂井市三国町の市海浜自然公園で初めて開いた。支援金を募ったクラウドファンディングでは千人超の支援者が集まるなど開催前から注目を集め、自家焙煎（ばいせん）コーヒーやフード、マルシェなど約６０店が出店、２日間で延べ約１万２千人が来場した。

　実行委は、福井の魅力再発見に向け県内巡回型のフェスを掲げており、今回は大型野外フェスも開かれる広大なまちなかの緑の空間に着目。付近の公共交通機関が充実している福井市中央公園を会場とすることで、昨年のフェスで課題となっていた駐車場不足などの解消を図る。また、出店規模も８０～１００店舗ほどに拡大し、商品のスムーズな提供やより多くの世代がコーヒーに親しめる機会の創出につなげる。

　７月２３日まで▽自家焙煎コーヒー▽フード▽マルシェ▽ワークショップ－の４分野で出店者を募集中。８月上旬にも出店者を決定し、９月初旬ごろに詳細のリリースとチケット発売を予定している。各日午前１０時～午後４時。出店申し込みなど詳細は公式ホームページから。