7月22日からの「お堀の灯り」に向け、準備を進める実行委員会メンバー=6日、福井県福井市順化公民館

7月22日からの「お堀の灯り」に向け、準備を進める実行委員会メンバー=6日、福井県福井市順化公民館

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空襲、震災...追悼の灯り898個 22日から福井城址で

福井新聞(2023年7月14日)

 福井空襲や福井地震の犠牲者を追悼する福井県福井市順化地区の「福井城址(じょうし)お堀の灯(あか)り」が7月22日から、同城址で開かれる。西側の堀一帯に898個の明かりを浮かべ追悼の意をささげる。29日まで。

 1945年の空襲や48年震災では、迫り来る火の手から逃れるために、多くの人がお堀に飛び込み亡くなったという。地区住民らでつくる「順化お堀の灯り実行委員会」が犠牲者に鎮魂の祈りをささげようと2010年から実施している。

 実行委は4月から準備を進め、6日はメンバー8人がLEDランプに電池を入れたり、動作を確認した。期間中は直径7・2~2・4メートルの円形の台などにランプを固定し、お堀に浮かべる。実行委灯り部会の責任者は「空襲や震災などの記憶を若い人にも伝えていきたい」と話している。

 点灯時間は午後5~11時。問い合わせは順化公民館=電話0776(20)5458。

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