お菓子を扱う商店が閉店した福井県敦賀市沓見に7月23日、1日限りの駄菓子屋がお目見えする。店主の大石さんは「家族みんな、地域みんなで楽しめる場所になったらいいな」と話している。
同区には児童らが下校後に集まる商店があったが数年前に閉店。「子どもたちが集まり、元気な声が聞ける場所をつくりたい」との地元の声を受け、中心市街地の神楽町1丁目商店街にある市内唯一の駄菓子屋「のんのん」が出張出店することになった。
同区でほ場整備工事を行っている敦賀市の安田建設と小浜市のサンシードが協賛。当日は安田建設工事事務所にお菓子やおもちゃが並べられ、駄菓子屋に"変身"する。親子連れで楽しんでもらおうとコーヒー店とパン屋も出店する。
安田建設の岡さんは「子どもたちの喜ぶ顔が見られたらうれしい」。サンシードの松岡さんは「地域住民と交流を深める場にしたい」と話す。当日はデジタルデータを活用し自動運転もできる大型建機の試乗会もある。
駄菓子屋は午前11時~午後3時。