国民文化祭の1年前プレイベントに登場した(左から)若村さん、野村さん=昨年10月、七尾市の能登演劇堂

国民文化祭の1年前プレイベントに登場した(左から)若村さん、野村さん=昨年10月、七尾市の能登演劇堂

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石川県ゆかり著名人と幕開け 10月の国民文化祭開会式 若村麻由美さん総合司会

北國新聞(2023年7月21日)

  ●野村萬斎さんがパフォーマンス

 10月15日に行われる国民文化祭(いしかわ百万石文化祭2023)の開会式に、石川ゆかりの俳優や歌手ら著名人が顔をそろえることが決まった。七尾市の能登演劇堂で公演する劇団「無名塾」出身の俳優若村麻由美さんが総合司会を務め、狂言師野村萬斎さんが石川を表現したパフォーマンスを繰り広げる。同14日から11月26日まで開催される文化の祭典の幕開けを盛り上げる。

 開会式は金沢市のいしかわ総合スポーツセンターが会場となる。国民文化祭アンバサダーの若村さんはNHK金沢放送局の松岡忠幸アナウンサーとともに総合司会を務め、七尾市出身のメゾソプラノ歌手・鳥木弥生さんが国歌を独唱する。

 開閉会式総合ディレクター・スペシャルアンバサダーの野村さんは曾祖父の初世萬斎(5世野村万造、1862~1938年)が金沢出身の縁があり、2021年には県立音楽堂の邦楽監督に就いている。

 このほか、宝達志水町出身でアンバサダーを務める声優・歌手の寺島拓篤さんや、金沢市出身のブロードウェー俳優・由水南(ゆうすいみなみ)さんがオープニングステージに登場する。

 本紙朝刊で「山紫水明のなかで」を連載する音楽アドバイザーの作曲家池辺晋一郎氏が手掛けた13分にわたる新曲「豊穣の道」が、オーケストラ・アンサンブル金沢と、薩摩琵琶、ひちりきといった邦楽器のアンサンブルで初披露される。

 国民文化祭はメイン行事「皇居三の丸尚蔵館(しょうぞうかん)収蔵品展 皇室と石川―麗しき美の煌(きら)めき―」(北國新聞社共催)をはじめ、44日間の会期中に約150もの多彩な事業が繰り広げられる。県民を含め100万人を目標に参加を呼び掛ける。

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