●モズさん手掛け 「憧れの21美、間近で見て」
北國新聞創刊130年記念「Mozuアートワークちいさなひみつのせかい」(北國新聞社、ケィ・シィ・エス主催)は開幕前日の26日、会場の金沢21世紀美術館で設営作業が進められた。身近な風景を緻密に表現したミニチュアなど約60点を手掛けたアーティストMozu(モズ)こと水越清貴さん(25)は、母方の祖母が石川出身。モズさんは「地元の皆さんに間近で鑑賞してほしい」と語った。
●べろべろが大好物
県内でモズさんの展覧会が開かれるのは初めて。モズさんは設営に合わせて会場を訪れ、作業の様子を見守った。祖母手作りのえびす(べろべろ)が大好物という新進気鋭のクリエーターは「憧れの金沢21世紀美術館に作品が並び、創作意欲が刺激された。多くの皆さんに、ものづくりの可能性が伝わればうれしい」と笑顔を見せた。
会場にはコンセントのパネルと同じサイズで、子ども部屋や秘密基地、鉄道の改札、トイレを作り込んだ「こびとシリーズ」や、高校時代のモズさんが自身の部屋を再現した「自分の部屋」、絵が立体的に見える「トリックラクガキ」などが次々と並べられた。
●先着250人に缶バッジ
初日は先着250人にオリジナル缶バッジが贈られる。8月26日までで、午前10時~午後6時。入場料は一般1300円、中高生900円、小学生700円で、未就学児は無料となる。