錯視(目の錯覚)を体験できる作品展が福井県美浜町エネルギー環境教育体験館きいぱすで開かれている。ある一点から片目で見たり、鏡に映したりすることで不思議な錯覚が生まれる「不可能立体」が並ぶ。8月6日まで。
親子連れに楽しんでもらおうと同館が企画。数理工学が専門の杉原厚吉・明治大教授が制作した作品を展示している。
特別な位置から片目で見ることで、階段が無限ループになっているように感じたり、滑り台の高い方へ球が転がっているように見えたりする不可能立体が並ぶ。鏡に映すことで両目でどこから見ても錯視を味わえるコーナーでは、桜の花びらはチョウに"変身"。恐竜は骨格だけになり、円柱は四角柱に見えるなど、あっと驚く作品ばかりだ。
だまし絵に自由に絵を描けるボードもあるほか、不可能立体を作れる工作キットも無料で配っている。
開館は午前9時~午後5時。問い合わせは同館=電話0770(39)1116。