掲載予定の旅ブログの内容を確認する職員=石川県庁

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HP刷新、旅の体験記充実  石川県観光連盟 新幹線全線開業へ発信強化

北國新聞(2023年8月3日)

 来年春の北陸新幹線県内全線開業に向け、石川県観光連盟はインターネットでの情報発信を強化する。旅行先を決める際にネット上やSNS(交流サイト)の体験記を参考にする人が増えているため、連盟のホームページ(HP)「ほっと石川旅ねっと」で県民が書き手となる「旅ブログ」を充実させ、地元住民が太鼓判を押す石川の魅力を紹介する。12月には同HPを約6年ぶりにリニューアルして見やすさや情報量を高め、「第2の開業」をきっかけにした一層の誘客につなげる。

 2002年に開設された県観光連盟のHPは22年度、アクセス数が360万1944件となり、それまで最多だった21年度の260万4323件を38・3%も上回った。

 連盟の担当者は増加の要因として、新型コロナによる行動制限が緩和されて旅行需要が高まったことのほか、20年度に始めた「旅ブログ」の掲載を挙げる。

 旅ブログは県内の観光地や観光素材を伝える旅行の体験記。当初は県職員が体験した上で書き手を務め、20年度は3本、21年度は35本を掲載した。22年度は地元をよく知る県内在住者を「県民ライター」として初めて公募し、掲載数を一気に88本まで増やした。

 県民ライターには主婦や会社員、SNSへの投稿が趣味の人ら16人が採用され、県無形文化財の「能登上布」の織物体験、加賀でのバードウオッチング、金沢で夜の競り体験などの旅を文章と写真で紹介した。

 一般の人が自分の言葉で観光体験や石川の良いところをつづるブログは「分かりやすい」「親近感を覚える」と人気で、閲覧数は21年度の3万1759件から22年度は約7倍の22万5629件に急増した。

 SNSが普及した近年は、旅行先を決める際にSNSやインターネット上の体験記を参考にする人が増えているとされる。担当者は「ガイド本に載っていないことを知っている地元住民が勧めるからこそ、石川旅に興味を持ってもらえているのだろう」と分析した。

  ●県民ライター募集

 連盟は3日、今年度の県民ライターの募集を始める。新幹線が走る南加賀だけでなく、開業効果を県内全域に広げるために能登の体験記も多数掲載を予定する。専門業者にも委託し、世界ジオパークに認定された「白山手取川ジオパーク」の魅力を伝える旅や、珠洲市の観光を満喫する体験記などを順次増やしていく。

 HPの刷新は、JRが今秋頃に敦賀開業を広く周知し始めるとみられることや、冬に来春以降の旅行商品が売り出されるタイミングに合わせる。担当者は「都市部の人に石川の旅の楽しさを伝えたい」と話した。

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