稽古で「金沢風雅」を心一つに舞う三茶屋街の芸妓衆=北國新聞20階ホール

稽古で「金沢風雅」を心一つに舞う三茶屋街の芸妓衆=北國新聞20階ホール

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節目の大舞台心一つに  金沢おどり、芸妓衆が合同稽古

北國新聞(2023年8月24日)

 9月15日に開幕する北國新聞創刊130年記念「第20回金沢おどり」(同実行委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会、北國新聞社主催)に向けた合同稽古(げいこ)は23日、金沢市の北國新聞20階ホールで始まった。出演するひがし、にし、主計(かずえ)町の三茶屋街の芸妓(げいこ)衆が1カ月を切った節目の大舞台に向け、芸に磨きを掛けた。

 若手からベテランまでが勢ぞろいする総おどり「金沢風雅」では、芸妓衆が動きや立ち位置を確認し、唄と演奏に合わせて心一つに舞った。

 20回目の今回は「芸妓艶(あですがた)鏡花絢爛(きょうかけんらん)」と銘打ち、生誕150年を迎える文豪・泉鏡花の6作品の世界を舞踊絵巻で繰り広げる。各場面の稽古では、振付・演出を務める日本舞踊正派若柳流若柳会長の若柳宗樹(そうじゅ)さん(総合演出)、西川流家元の西川千雅(かずまさ)さん、寿柳(としやぎ)流宗家家元の寿柳貴彦さんの指導で、芸妓衆が立ち位置やしぐさを入念に確認した。

 幕開けの素囃子(すばやし)「君が代松竹梅」、お座敷太鼓も合わせた。長唄の杵屋喜三以満(きさいま)さんが稽古を支えた。

 金沢おどりは金沢市の県立音楽堂邦楽ホールで18日までの4日間、各日午後1時と同4時に開演する。入場料はプラチナ席(指定、プログラム付)9千円、S席(指定)8千円、A席(自由)7千円。問い合わせは北國新聞読者サービスセンター=076(260)8000=まで。

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