福井県大野市の越前大野城の眺望スポットを訪ねる観光ツアーが2日、始まる。同城が雲海に浮かんだように見える「天空の城」のラッピングバスで同市犬山の戌山城址(いぬやまじょうし)へ向かい、登山や頂上付近の展望台からの眺めを楽しむ。10月29日までの土、日曜と祝日に運行する。
勝山市の大福交通のグループ会社「ダイフク・ツアーサービス」が、奥越の盛り上げにつなげようと企画した。同市の道の駅「恐竜渓谷かつやま」を午前10時半ごろに出発。同市犬山到着後は20分ほど登山。展望台での昼食後に下山し同駅に午後2時半ごろ戻る。ラッピングバスは大野市の観光素材写真を活用。写真の色合いに合わせ青を基調とした。
バスは8月29日に大野市役所で市関係者にお披露目され、市観光交流課の課長は「『天空の城』がいま一度盛り上がるきっかけになれば」と期待した。
ツアー料金は小学生以上2千円(昼食付き)。未就学児は無料だが昼食はない。予約は同社特設サイトで受け付ける。同社は「展望台は『天空の城』の撮影場所としても知られるのでぜひ参加を」としている。問い合わせは同社=電話0779(87)1311。