橋立の魅力をPRする高野さん(奥右から2人目)=台湾・台北市内(加賀橋立北前船ツーリズム実行委員会提供)

橋立の魅力をPRする高野さん(奥右から2人目)=台湾・台北市内(加賀橋立北前船ツーリズム実行委員会提供)

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台湾で橋立住民PR  北前船主集落来て 現地で商談交流会、旅行会社に好評

北國新聞(2023年9月7日)

 加賀市とつながりが深い台湾からの誘客に向け、橋立地区の住民でつくる加賀橋立北前船ツーリズム実行委員会は5日、台湾・台北市で初めての観光プロモーションを行った。同市内のホテルで現地の旅行会社と商談交流会を開いた。実行委は北前船交易で栄えた地域の歴史文化をアピールし、橋立観光を含む訪日ツアーの開発を呼び掛けた。

 加賀市と台南市は友好都市協定を結んでおり、実行委は日本の歴史を感じられる風景や文化体験を求める台湾の富裕層を橋立に呼び込もうと、観光プロモーションを企画した。

 橋立地区は藩政期に隆盛を誇った北前船主集落の風情が色濃く残り、箏(こと)や茶道も盛んな土地柄。交流会では実行委副代表の宮本啓子さんがあいさつし、ディレクターの高野宏康さん(橋立町出身、小樽商科大客員研究員)が北前船の歴史的意義や橋立の名所、グルメ、特産品を紹介し、橋立のPR動画を放映した。

 現地旅行会社約30社が参加した。北前船や橋立に関するクイズも行われ、正解者に九谷焼の豆皿や山中漆器の弁当箱などを贈った。

 旅行会社の担当者からは「加賀はあまり知らなかったが、文化遺産や温泉など魅力の多いエリアだと分かった」などの声が聞かれた。

 実行委は11月に橋立を巡るツアーを予定しており、会場で送客を呼び掛けた。高野さんは「台湾での商談交流会は初めての試みだったが、好印象を持ってもらえた。今後も橋立の魅力を発信し、旅先に選ばれるようにしたい」と話した。

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