福井県内最大級のヨサコイイベント「第１９回御食国（みけつくに）若狭おばまＹＯＳＡＫＯＩ祭２０２３」（福井新聞社後援）は９月１０日、小浜市川崎３丁目の市食文化館周辺で開かれた。県内のほか関西、中京から２０チーム、約５００人が派手な衣装で躍動感ある演舞を披露。コンテスト部門の最高賞「御食国大賞」に「若狭踊り屋祭わ衆」（小浜市）が４年ぶり７回目の栄冠に輝いた。

　「若狭路博」が開催された２００３年からスタート。コロナ禍で４年ぶりの通常開催となった。

　コンテスト部門に１５チーム、審査を受けないフリー部門に５チームが出場。同館前など２カ所の演舞場で観客にパフォーマンスを披露した。

　きらびやかな衣装を着た踊り子たちが、約６分間の演舞を次々に展開。軽快な音楽に合わせて大旗をなびかせ、笑顔でキレのある踊りを見せると、観衆から大きな拍手が送られた。

　各チームの大旗がそろう「旗乱舞」では、力強い旗振りで観客を圧倒。全出場者による「総踊り」も繰り広げられ観客と一体となって盛り上がった。

　御食国大賞に輝いた「若狭踊り屋祭わ衆」の代表は「（コロナ禍で）本当に厳しい長い時間を経てようやくここまでたどり着くことができた」と喜びを語っていた。