イベント開催に向けて話し合う松本蟻ケ崎高校の生徒ら

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上高地線で「消えた男」の謎を解け― 松本蟻ケ崎高生が初の謎解きイベント、16日から

信濃毎日新聞(2023年9月14日)

 松本市の松本蟻ケ崎高校の生徒有志でつくる「上高地線活性化プロジェクト」は16日から10月9日までの土日曜と祝日に、アルピコ交通(松本市)の鉄道上高地線を舞台にした謎解きイベントを初めて開く。参加者が謎解きを楽しみながら沿線スポットを回ることで、地域の魅力を発見してもらう狙い。生徒らは「多くの人に上高地線を利用してもらいたい」との思いを込めて企画した。

 イベントのタイトルは「消えた男と謎解き鉄道~上高地線の不思議な旅」。参加者は見習い探偵役で、突如失踪した男の捜索に協力してほしい―と先輩探偵から頼まれる。男の机の上に残されたメモの暗号を手がかりに、男を捜すという筋書きだ。

 スマートフォンなどでQRコードからLINE(ライン)の公式アカウントを「友だち」に追加。チャットの指示に従い、上高地線を乗り降りして場所を移動しながら謎解きを進める。全体で数問あり、回答すると次の謎が示される。アルピコ交通の協力で、イベント参加者は1日乗り放題のフリー乗車券を通常の半額ほどの大人700円、小人350円で購入できる。松本バスターミナル、新村駅、波田駅、新島々駅の各窓口で扱う。

 プロジェクトのメンバーは3年生4人と2年生1人の計5人。通学で上高地線を利用している3年の北原大地さん(18)が「地域の人に上高地線をもっと知ってもらいたい」と発案し、仲間が賛同した。メンバーはシナリオを考えたほか、沿線の店舗を回って協賛を求め、イベントをPRするポスターも作った。松本市の「若者チャレンジ応援事業」の補助金も活用する。

 北原さんは「街中と田舎の風景が楽しめる車窓からの眺めが好き。地域の人が気軽にあいさつしてくれて、沿線に良いお店もある」と上高地線の魅力を強調。「ゲーム性を楽しみ、良いところを発見してもらいたい」とイベントへの参加を呼びかけている。問い合わせはメールでプロジェクト(kamikoutisen.activate@gmail.com)へ。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023091300638
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