福井県内各地の川辺の今昔を紹介する写真展=9月18日、福井県福井市の県立歴史博物館

福井県内各地の川辺の今昔を紹介する写真展=9月18日、福井県福井市の県立歴史博物館

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川辺今昔 写真見比べ、変遷や楽し 福井県立歴博

福井新聞(2023年9月19日)

 福井県内の川辺の風景の今昔を紹介する写真展が、福井市の県立歴史博物館で開かれている。竹田川に設置された水車や九頭竜川でのアユ釣りの風景など、明治期以降の各地の今昔を見比べながら楽しめる。11月26日まで。

 川や、川を利用してきた人々の歴史に興味を持ってもらおうと同館が企画した。県内25カ所の古写真と現在の写真が並ぶ。

 あわら市桑原区を流れる竹田川下流に設けられた水車は直径7メートル以上。農業用水を引き込むために使われていたが1953年に河川改修で撤去され、現在は水をくみ上げるポンプが設置されている。

 九頭竜川の写真は10カ所を展示。旧森田町の森田小近くで川舟からアユ釣りをする様子や、勝山の弁天河原の「川開き」など今では見ることができなくなった光景を捉えている。

 このほか、現在は道路になっている50~60年代の小浜市の南川や敦賀市の笙の川の写真も紹介しており、水上交通から陸上交通への移り変わりが一目で分かる。

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