高森町内のブドウ農園で、シャインマスカットの一房狩りの受け入れが始まった。夏場に高温で雨が少なかったため、糖度の高い果実が育ったという。18日はバスツアーの観光客が相次ぎ訪れ、お気に入りの一房を持ち帰った。
町内の4農家でつくる「南信州高森ぶどう狩り組合」が実施。代表の宮下優利(まさとし)さん(75)が営む「宮下農園」では、約45アールに約1万房が実った。一房当たりの重さは1キロ前後で、同農園によると市場に流通する一般的なサイズより大きめという。
観光客は袋掛けしたままの房を手で触り、「大きい」「ずっしり」と品定め。自身の誕生日祝いに親族と訪れた山本翔和(とわ)さん(14)=愛知県西尾市=は「自分の感覚を信じて重たい房を採った。いい経験になった」と話した。
受け入れは10月10日まで。一人1900円。予約や問い合わせは町営農支援センターゆうき(電話0265・35・3044)へ。