開帳される「地獄極楽絵図」=金沢市笠市町の照円寺

開帳される「地獄極楽絵図」=金沢市笠市町の照円寺

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地獄極楽絵図を開帳 金沢・照円寺

北國新聞(2023年9月22日)

 金沢市笠市町の浄土真宗本願寺派照円寺(しょうえんじ)で22~24日、秋の彼岸に合わせて「地獄極楽絵図」が開帳される。地獄や極楽が色鮮やかに描かれた18枚の絵図で、21日は門徒が公開へ準備を整えた。

 地獄極楽絵図は江戸末期から明治初期、15代住職敬連が狩野派の絵師に依頼して制作したとみられる。それぞれ縦2・3メートル、横1メートルの大きさで、平安中期の名僧源信和尚(げんしんかしょう)が著した「往生要集」で説かれる六道や極楽の世界を伝える。

 地獄を描いた6枚は盗みや殺生を犯した報いを受け、炎に巻かれたり、舌を抜かれたりする亡者の様子が表現されている。

 公開は午前10時から午後5時まで。総代の宮西実さん(90)が解説を務める。「閻魔(えんま)大王」と記された御朱印が期間限定で販売される。

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