23、24の両日に高岡市中田地区で開かれる「第40回中田かかし祭」を前に、かかしコンクールの審査会が22日、会場の中田コミュニティセンター周辺で行われ、グランプリに高岡市上下水道局かかし同好会(五十里(いかり)康夫団長)の「求む!国際平和~泰平の礎家康~」が輝いた。
今年は団体一般、団体事業所PR、個人、素朴なかかし、子どもの計5部門に104点の応募があり、全部門の中からグランプリ1点を選んだ。
高岡市上下水道局かかし同好会は、江戸幕府初代将軍として太平の世を築いた徳川家康を模したかかしを制作。国際情勢が不安定な中、作品に平和への願いを込めた。顔は発泡スチロールを削り、よろいは切り取った畳に色を塗って表現した。五十里団長は「作品が中田地区の活性化につながってほしい」と話した。
かかし祭は新型コロナウイルスの影響で過去3年間中止しており、4年ぶりの開催となる。話題の人物やキャラクターをテーマにしたかかし約120体が勢ぞろいする。自治会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。