加賀市山中温泉の第61回山中温泉こいこい祭(まつり)(北國新聞社後援)は22日、2日間の日程で始まった。山中座広場で行われた山中節、新山中節の輪踊りには同市で開催中のクリエーター交流イベント「THU」に参加する国内外の約150人が加わり、湯の街の伝統に親しんだ。
今年初開催のTHUには海外の参加者も多いことから、住民との交流や日本の文化に触れる機会として企画された。フェルナンダ・ダ・コスタさん(36)=ブラジル=は「雰囲気もすてきで、踊りの輪に入れてとても楽しい」と話した。
今年40歳を迎える山中中卒業生でつくる「己柏(こはく)会」メンバーら23人が担ぐ初老みこしが町内を練り歩き、河南小マーチング隊が演奏を披露した。23日は初老みこしや大獅子みこしが山中座広場に集まり、源泉を浴びる「みこし入湯の儀」などが行われる。