俳優の西村まさ彦さんが総合プロデューサーを務める「アクティブシニアのための演劇クラス」の結団式と初稽古が26日、金沢市の石川県立音楽堂邦楽ホールで行われ、公募で集まった60歳以上の60人が来年2月の発表へ意欲を高めた。
西村さんがプロデュースするシニアの演劇は2012年に始まった「いしかわマスターズ文化祭」(北國新聞社共催)が発端で、金沢での開催は5年ぶり。結団式で西村さんは「金沢はシニア演劇の発祥の地。夢や希望を持ち続けて、会場でエネルギーを放ってほしい」と激励した。
来年2月4日、県立音楽堂交流ホールで行われる発表では、とある田舎町のバス停を舞台に二つの物語が展開する「バスを待つあいだに」を上演する。参加者は2チームに分かれて前後編を演じるほか、裏方スタッフとしても携わる。26日の初稽古では発声練習や台本の読み合わせを行った。