北陸新幹線県内全線開業に向け、石川県は誘客活動の際に職員らが着用する法被を新調した。県観光ＰＲマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」や金箔の金色をイメージしたベージュの市松模様生地に文化資源や名所などの絵をちりばめ、華やかに仕上げた。

　背面はひゃくまんさんの絵を大きく載せ、鼓門や兼六園の徽軫（ことじ）灯籠、白山、加能ガニ、ボラ待ち櫓（やぐら）、漆器の椀（わん）などを描いた。前面には金沢城石川門やキリコ、ひゃくまんさんにも描かれている松竹梅、ボタン、菊、鶴をあしらった。

　「第２の開業」を機に、石川の文化や風土、歴史の豊かさ、上品さを演出したデザインとした。担当者は「新しい法被を着て、県内全線開業の効果が県内全体に行き渡るよう積極的に誘客活動していく」と話した。