北安曇郡白馬村の白馬岩岳マウンテンリゾートを運営する岩岳リゾート(白馬村)は6日、国内最大級となる地上からの高さ10メートルの大型ブランコ「白馬ジャイアントスウィング」を開業した。2020年に山頂エリアに設置した3・6メートルのブランコが人気で、グリーン期の集客力をさらに高めるために新設。村の田園風景を眼下に見渡せ、乗っていると風景に飛び込むような爽快感を味わえる。
既存のブランコ「ヤッホー!スウィング」は北アルプスの雄大な眺望を楽しめ、マウンテンリゾートの呼び物。1日300人余り乗れるが、繁忙期には午前中でその日分の整理券が売り切れ、増設を求める声が寄せられていたという。
ジャイアントスウィングは、山頂(1289メートル)からリフトで下った標高1100メートルの「白馬ヒトトキノモリ」に設置した。自力でこぐヤッホー!スウィングと異なり、ブランコの背もたれにワイヤーを掛け、電動で後方に巻き上げてからワイヤーを外して飛び出す仕組み。椅子の直下から前方に最大6メートルの振り幅がある。
利用時にはアニメ「アルプスの少女ハイジ」の主題歌が流れる。利用時間は約1分間。安全のため腰にベルトを装着し、持ち手を離さず、自分の足を振って加速しないよう求めている。
体験した白馬村白馬北小4年の井ノ本杏さん(10)は「普段の村の景色と違ってきれい。寒かったけど楽しかった」と話した。
ジャイアントスウィングは1日70人乗れる。ジャクエツ(福井県敦賀市)製で、身長110センチ以上、体重100キロ未満の人が対象。1回千円。今季は11月12日まで営業する。事業費は非公表。