福井県内各地の城や城跡の魅力を一堂に紹介する「ふくい城巡りフェス２０２３」が１１月３、４日、福井市の福井商工会議所ビルで開かれる。両日とも丸岡城（坂井市）や国吉城（美浜町）といった城をパネルなどで発信するほか、限定御城印をはじめとしたグッズを販売。４日は専門家によるトークイベントも行われる。

　県内１４市町や、各地の保存団体などでつくる「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会が企画。県内の城を網羅的に紹介するイベントは初めてで、来春の北陸新幹線県内開業に向けて魅力をＰＲし、県内の周遊観光促進につなげる。

　２日間で計１４団体が出展する。御城印は限定品を販売するほか、来場者が印鑑を押して自作できるブースを設ける。米大リーグの大谷翔平選手所属チームが本塁打パフォーマンスで使うものと同じメーカーが製作したかぶとをかぶったり、柴田勝家の馬印の複製品を持ったりできる企画もある。

　４日のトークイベントは２部構成。１部は城郭ライターの萩原さちこさんらが県内の城の楽しみ方などを紹介。２部は県内の城を研究する新谷和之・近畿大准教授らが、朝倉氏と県内各地の城の関わりなど学術的な魅力を解説する。

　入場無料。トークイベントは各部先着２５０人で、専用フォームで受け付ける。問い合わせは実行委事務局＝電話０７７６（５０）２９３１。