約千点の金製品を集めた展示販売会「大黄金展」が１０月１１日、福井県福井市の西武福井店で始まった。純金の置物や仏具、食器、額などが並び、人間国宝の金工作家、奥山峰石（ほうせき）さんらが手がけた作品もある。１６日まで。

　置物は招き猫や鶴亀などの縁起物、人気キャラクター、スポーツカーなどさまざま。卯（う）年にちなみ制作された、金箔（きんぱく）を約５００枚使ったウサギのキャラクター「ミッフィー」の像（高さ約１メートル）も特別展示している。同店創業９５周年を記念した純金小判セット（約６グラムが９枚）は９５万円で販売している。

　展示を企画した金の精錬・製作・販売などのＳＧＣ（本社東京）の担当者は金について「世界情勢が不安定で、安定資産として購入するお客さまが増えている」と話した。展示品の販売価格は約９千円から約５６００万円までで、買い取り、査定も行っている。