福井県永平寺町の地酒やアユの塩焼きなどを楽しむ参加者ら=10月15日、同町のえちぜん鉄道永平寺口駅

福井県永平寺町の地酒やアユの塩焼きなどを楽しむ参加者ら=10月15日、同町のえちぜん鉄道永平寺口駅

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電車で地酒 格別の一杯 永平寺町3酒蔵初企画

福井新聞(2023年10月17日)

 電車に揺られながら日本酒を楽しむ「永平寺町の地酒電車」が10月15日、えちぜん鉄道勝山永平寺線で運行した。貸し切り列車に乗った23人が杯を手に地元の伝承料理などを味わった。

 来年春の北陸新幹線県内開業に向け、新たな観光コンテンツの創出につなげようと町内の黒龍酒造、田辺酒造、吉田酒造の全酒蔵3社が初めて企画した。

 福井駅を出発し永平寺口駅までの片道約11キロを往復した。日本酒計6種類の飲み比べのほか、地元の伝承料理「葉っぱ寿司(ずし)」やアユの塩焼きなどを用意。各社の担当者も同乗し、それぞれの特徴をアピールした。

 参加者は地酒と郷土料理に舌鼓を打ち、ほろ酔い気分で沿線の風景を楽しんだ。福井大大学院2年の学生は「電車の景色を楽しみながら味わう日本酒はおいしく楽しかった」とし、会社員の参加者も「各酒蔵の担当者の話が聞けてよかった」と話した。

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