プロ野球独立リーグ・日本海リーグの石川ミリオンスターズが、29日の第9回金沢マラソンで5年ぶり2度目の「たすきリレー」を行う。投手を中心に脚力自慢の若手選手6人がユニホームを着て出走し、42・195キロの完走を目指す。ともにスポーツを愛する仲間としてランナーと交流し、市民に日頃の応援への感謝を伝える。
石川ミリオンスターズによると、日頃から走り込みで下半身の強化に取り組む投手と、走力を武器に売り出し中の野手の計6人が名を連ね、うち石川出身者が4人を占める。選手は自主練前に自宅周辺を走るなど、マラソンに向けて「本気のトレーニング」(広報担当者)に励んでいる。
第1走者の室峰憲行投手(23)=飯田高、金沢星稜大OB=が最長8・7キロを走る。殿田大和内野手(19)=航空石川高OB=が6・0キロ、杉崎蒼太外野手(23)が7・1キロ、井澤宇敬(たかひろ)投手(23)が7・6キロ、森林秀匡(ほずま)投手(20)=津幡高OB=が7・7キロ、アンカーの土田励投手(19)=金市工高OB=が5・095キロとたすきをつなぐ。
広報担当者は「金沢を拠点に活動するチームとして沿道の温かい声援に応え、大会を少しでも盛り上げたい」と話した。
金沢マラソンは北國新聞社などでつくる組織委員会が主催する。