昆布に親しむイベント「福井こんぶDay」(福井新聞社後援)が10月22日、福井県福井市の県産業会館で開かれた。昆布の「利き出汁(だし)」体験や手すき実演などがあり、大勢の家族連れでにぎわった。
福井の昆布文化を広めようと、福井大高等教育推進センター特命講師の江端さんを中心とした実行委員会が昨年に続いて開催した。
江端さんとおぼろ昆布職人の甚田さんのトークがあり、昆布の生態や、福井との関わりなどを紹介。甚田さんは実演で、薄くて長いおぼろ昆布を次々と削っていった。
利き出汁では、昆布やカツオなど4種類の出汁が用意され、親子連れらは飲み比べながら吟味していた。子どもたちは北海道産の数メートルの生昆布を興味深そうに触ったり、乾燥昆布を削って絵を描いたりして楽しんでいた。