障害のある人が手掛けたTシャツのデザイン(金沢市提供)

障害のある人が手掛けたTシャツのデザイン(金沢市提供)

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障害ある作家13人デザインのTシャツ65点 31日から金沢21美で作品展 国民文化祭

北國新聞(2023年10月27日)

 障害者の創作活動を支援する金沢アート工房や金沢市は、いしかわ百万石文化祭2023(第38回国民文化祭、第23回全国障害者芸術・文化祭)に合わせ、31日から金沢21世紀美術館で開く作品展(北國新聞社後援)で、工房所属の作家13人がデザインしたTシャツ65点を展示する。動物や人物などを色鮮やかに描いた作品が並ぶ予定で、障害のある人の芸術文化活動を発信する。

 作品展「金沢発信アウトサイダーアート」は16回目。例年は3月に開いているが、今回は国民文化祭の市地域文化発信事業として企画した。開催期間は31日~11月5日で、例年より展示スペースを3倍に広げ、規模を大幅に拡充する。

 Tシャツの展示は特別企画で、金沢アート工房に所属する作家の絵を日常生活に生かしたいと考えて制作した。トイプードルや猫、ハンバーガー、チェスなどを描いた作品が飾られる。予約購入も可能で、市の担当者は「作家の活動の幅が広がることを期待している」と話した。

 このほか、作品展では絵画や立体作品など150点以上を並べる。アート工房と企業のコラボ商品も紹介する。

 11月4、5日にはワークショップを行う。所属作家13人の作品をモチーフにしたコスチュームや小物を展示し、自由に身に着けて撮影してもらう。

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