石川県がイタリアから初めて誘致した企業の報奨旅行の一行が30日、金沢市内を巡り、伝統文化や自然の魅力を体感した。
訪れているのは現地のトヨタ自動車販売代理店オーナーら58人。兼六園では色づき始めた木々や徽軫灯籠(ことじとうろう)などを見て回り、豊かな庭園文化を感じ取った。市内で漆器や陶磁器などに用いられる修復技法「金継ぎ」を体験し、金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街も訪れた。オーナーらを招待した企業のルイージ・ルカ社長は「金継ぎで工芸に新たな価値を与える文化、美しいまちに感動した」と話した。
29日は同市片町2丁目の屋台村「とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO」を貸し切って地酒などを堪能した。31日に北陸新幹線で東京へ向かう。