国内外の芸術家の作品が並ぶ国際アート展=10月31日、福井県高浜町高野の観自庵

国内外の芸術家の作品が並ぶ国際アート展=10月31日、福井県高浜町高野の観自庵

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5ヵ国芸術家が力作披露 福井県高浜3会場で

福井新聞(2023年11月1日)

 日本や韓国、米国など5カ国の芸術家10人の作品を展示する国際アート展が10月31日、高浜町高野の古民家「観自庵(かんじあん)」など3会場で始まった。絵画から立体作品まで、作家の個性あふれる約50点が並んでいる。11月4日まで。

 観自庵を拠点に高野区を人が集まる場所にしようと、住民らが2014年に立ち上げたプロジェクトの一環。アート展は9回目。観自庵のほか清住寺、同町宮崎のKanbey.Lab(カンベエラボ)を会場に開いた。

 観自庵では、韓国出身の芸術家・金明姫(キムミョンヒ)さん(高浜町)が「Conversation with Thou」(対話)と題し、水彩やクレヨンなどを使い人間と宇宙をイメージした抽象画を並べた。米国のピエール・ネグリーさんは、町内で見つけたイチョウの枝をかき集め一本の"木"のように作った高さ数メートルのオブジェを屋外で展示している。

 国内からは、大阪府出身の松浦つかささんが6本の牙を持つ神聖なゾウとカバの立体作品「カバネーシャ」、京都府出身の畠中晶子さん(同町)はネコやチョウなどの生き物を描いた油絵を披露。個性豊かな力作が来場者の目を楽しませている。

 展示時間は3会場とも午前10時~午後4時(最終日は同3時)。問い合わせは高浜まちづくりネットワーク=電話0770(72)2740。

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