移住を呼び掛ける市のPRブース。金沢マラソンのイベントで初出展した=10月、金沢駅もてなしドーム地下広場(市提供)

移住を呼び掛ける市のPRブース。金沢マラソンのイベントで初出展した=10月、金沢駅もてなしドーム地下広場(市提供)

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金沢暮らしの魅力発信 12月、東京で就職支援イベント

北國新聞(2023年11月9日)

  ●25日、移住者交流会

 金沢市は12月、都内で首都圏の社会人を対象に、金沢への移住者や市内中小企業の社員と交流するイベントを初めて開催する。少子高齢化で若年層の人材獲得が課題となる中、金沢での暮らしやすさや働く魅力を知ってもらい、UJIターン就職につなげる。今月25日には市内で移住者らが触れ合う場を設け、安心して定住できる環境を整える。

 市によると、首都圏から移住して就業やテレワーク、起業を行った人に交付する「市移住支援金」の利用実績は2021年度16件、昨年度32件、今年度25件(10月末まで)と順調に推移する。市の住宅支援制度を活用した移住者は21年度34人、昨年度49人と右肩上がりとなっている。

 市は首都圏若者リターン就職支援事業と銘打ち、12月3日に東京・銀座の「ダイニングギャラリー銀座の金沢」で交流会を開く。

 東京都出身の村山卓市長が金沢の魅力を紹介する。芸術家支援会社「46000」の越後龍一社長(東京都出身)、医療的ケア児の旅行を支援する「Try Angle」の須田麻佑子代表理事(加賀市出身)が移住体験を語る。市内企業の社員もPR役を務める。市労働政策課は参加者(無料、定員30人)を募集する。担当者は「金沢で働く魅力を知ってほしい」と呼び掛けた。

 市地域力再生課は25日、尾張町1丁目の宿泊施設「LINNAS KANAZAWA」で移住者交流会を開く。移住者や移住希望者が対象で、金沢暮らしの利点や困りごとについて市移住者ネットワークのメンバーとともに自由に語り合う。19日まで参加者(定員約20人)を募る。

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