ボランティアグループ「金沢もてなし隊」が金沢駅で観光客らに振る舞う金箔(きんぱく)入り加賀棒茶が23日までに、累計17万杯を突破した。2005年の結成時から続けている活動で、メンバーは節目を喜ぶとともに「これからも温かいおもてなしを続けたい」と意気込んでいる。
加賀棒茶の振る舞いは、金沢駅もてなしドーム地下広場などで週末に実施している。新型コロナ下で一時は自粛していたが、昨年6月に再開し、今年10月末に17万杯に達した。
11月は、もてなしドームに市が設置した休憩所「木の場」で、市職員や金沢工大の学生と一緒に加賀棒茶を提供している。リーダーの宮岸佑一さんは「お茶を飲んだ人が喜ぶのを見ると、やりがいを感じる。今後もコツコツと地道にやっていきたい」と笑顔で話した。