きっと、戦国時代から、いやもっと前から...。一乗谷朝倉遺跡(福井県福井市)を、その時代を生きた人々を思い浮かべながら散策していると、ちょっと歩いたところにこんこんと湧き出る泉を見つけました。
その名も「瓜割清水(うりわりしょうず)」。
説明書には、なんと朝倉氏の御膳水として使われていたとあるではありませんか。
清らかな水が、きめ細かなあぶくと共に噴出する様子は、さながら地球の息遣いを垣間見ている気分です。
周囲の風景に馴染み過ぎていて一見では見つけづらいかもしれませんが、今尚地元の方々が生活用水として利用しているという地続き感は、「生きた遺跡」としてこれ以上ない聖地なのではないでしょうか。
朝倉氏遺跡を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみて、豊かな水が育んできた歴史・文化に思いを馳せてみてください。
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