国民文化祭の「きものの祭典in金沢」(北國新聞社後援)は26日、金沢市の石川県文教会館で行われ、十二単(ひとえ)などの平安期の装束や白無垢を舞台上で着付けるショーが来場者を奥深い着物の世界へ誘った。
ステージ上では多彩な帯結びが実演を交えて紹介されたほか、音楽に合わせて留め袖や振り袖を着付けていくパフォーマンスも繰り広げられ、会場を盛り上げた。
王朝装束のコーナーでは女性の十二単、男性の直衣と束帯の着付けが行われた。会場には加賀友禅作家の毎田健治さんが手掛けた色留め袖と訪問着が展示された。
同日夜には、七尾市和倉温泉の加賀屋で懇親会が開かれ、関係者が交流を深めながら着物文化の振興を誓い合った。