木材卸業3社が合同開発した「森のビィル」

木材卸業3社が合同開発した「森のビィル」

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北陸三県の木でビール  ヒバ、スギ、マツ  木材卸3社が統一ブランド

北國新聞(2023年11月30日)

 北陸三県の木材卸業者が連携し、各県産材を使ったビールを開発した。石川県産アテ「能登ヒバ」や氷見市産スギ「ひみ里山杉」などを使っており、3社統一のブランド商品を提案することで、北陸産材の新たな活用法を発信し、需要拡大につなげる。県をまたいで木材業者が連携するのは全国でも珍しいという。

 連携したのはフルタニランバー(金沢市)、岸田木材(氷見市)、水口木材(福井市)の3社で、開発したクラフトビール「森のビィル」(税別800円)は、各県木で香り付けしてある。

 能登ヒバの木材チップを活用した「ひばのわ」は7月に先行発売され、富山県産スギの「すぎのわ」、福井県産マツの「まつのわ」がラインアップに加わった。

 フルタニランバーの古谷隆明社長は能登ヒバの楽器を作るなどして地元産材の発信に力を入れており、富山、福井の2社に提案し、「キノワホクリク」と銘打った連携事業とした。3社は各県木を使った室内用アロマウオーター(税別1980円)も作った。各社のECサイトで取り扱っており、古谷社長は「今後も統一商品を展開し、地元産材の新たな使い方を提案していく」と話した。

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