来年５月３１日～６月２日に開催される第７３回金沢百万石まつり（北國新聞社特別協力）のメイン行事「百万石行列」で、北陸新幹線の停車駅を有する北陸三県の沿線１０市が初めて先導隊を務めることが決まった。来年３月１６日の新幹線敦賀開業を記念して広域連携をアピールし、三県の交流や周遊観光の機運を高める。

　３０日、金沢ニューグランドホテルで開かれた金沢百万石まつり実行委員会で発表された。金沢のほか、小松、加賀、富山、高岡、黒部、福井、越前、敦賀、あわらの各市が参加する。

　行列で加賀藩祖前田利家公役に俳優の仲村トオルさん（５８）、お松の方役に俳優の夏菜さん（３４）を起用することが発表され、馬に乗った赤母衣（あかほろ）衆と重厚なよろいを描いたまつりのポスターもお披露目された。

　実行委員長の山田啓之副市長は「第２の開業」の好機を生かすとし「金沢の歴史や伝統文化、おもてなしの心を発信し、にぎわいにつなげたい」と述べた。

　仲村さん、夏菜さんは７日、都内で記者会見する。