朗読や雅楽、神楽を通して日本神話に親しむ催し(福井新聞社共催)が12月4日、福井県福井市のフェニックス・プラザであり、約550人をみやびな世界にいざなった。
熱田神宮(名古屋市熱田区)が2013年から全国を巡回して開いており、福井県内では初めて。
新朗読家の杉山直(ちょく)さんが、古事記を基にした「ヤマトタケルノミコト」を上演した。音楽や映像、照明と一体化した演出で、神話に描かれた英雄の姿を情緒豊かに表現した。
雅楽奉仕団体「熱田神宮桐竹会」が同神宮で奉納される雅楽や舞楽を披露。神楽「みつるぎ」は巫女(みこ)も加わり、笙(しょう)や笛の音色に合わせきらびやかに舞い、観客を魅了した。