伝統の技を用た品が並ぶ「暮らしの工芸展」=12月13日、福井市美術館

伝統の技を用た品が並ぶ「暮らしの工芸展」=12月13日、福井市美術館

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伝統の技の中に新しさ...福井市美術館で「暮らしの工芸展」 12月17日まで

福井新聞(2023年12月14日)

 生活の中で使われてきた工芸品を並べた「暮らしの工芸展」(福井新聞社後援)が12月13日、福井県福井市美術館で始まった。伝統の職人技に、新たな感性や技法を組み合わせた品などが展示されている。17日まで。

 福井工芸産業振興協議会が開いており、今年で17回目。県内の企業などが11ブースを出した。螺鈿(らでん)細工や蒔絵(まきえ)が施された壁掛けタイプの仏壇や、ヤマモモの渋い黄色で染めたタペストリー、昔ながらの製法で作る絵ろうそくなど、伝統の技を用いながらも、現代の生活に合わせて使い方やデザインを工夫した工芸品が並ぶ。熊本市から、くまもと工芸会館が参加し、肥後てまりや和紙製の玩具「おばけの金太」など伝統工芸品を出品した。

 職人による草木染や彫刻などの実演コーナーもある。入り口には未生流の生け花を展示し、会場全体で和の生活空間を提案している。入場無料。午前10時~午後5時(17日は同3時まで)。

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