来年の干支(えと)にちなみ、竜を描いた正月飾りを作るワークショップが12月17日、福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡博物館であった。午前の部には親子ら13人が参加し、専用の絵の具を使って「龍」の文字や絵をガラス板にデザインした。
参加者は用意された下絵の上にガラス板を置き、絵の具でなぞり、緑やピンク、金など思い思いの色で装飾した。親子で参加した石川県加賀市の参加者は「緊張して少しうまくいかなかったけど楽しかった。家の中に飾りたい」と話していた。
講師を務めた学芸員は、同館で展示している掛け軸「安波賀春日神社縁起絵」に竜が描かれていることなど、戦国時代の竜にまつわる逸話を紹介した。