金沢市主計(かずえ)町の茶屋「仲乃家」の芸妓(げいこ)桃太郎さんが18日、北國新聞社を訪れ、きみ代さんから女将(おかみ)を引き継いだことを砂塚隆広社長に報告した。桃太郎さんは1月3日に茶屋を新装開業することを紹介し、「若い人、県外の人にも楽しんでもらえるようにしたい」と意気込みを語った。
7年間務めた女将を9月末で退いたきみ代さんは芸妓として活動を続けており、「自分が元気なうちに女将を譲り、今後は芸妓一本で頑張りたい」と決意を新たにした。
茶屋は現在、1、2階のしつらえの改修を進めている。自身を含め芸妓4人が所属する茶屋を率いる桃太郎さんは「私自身もまだまだ新米なので、おかあさん(きみ代さん)に相談しながら女将をできるのは心強い」と語った。