独楽吟に登場する花や魚などのイラストを配したミニタオルと一筆箋=福井県福井市橘曙覧記念文学館

独楽吟に登場する花や魚などのイラストを配したミニタオルと一筆箋=福井県福井市橘曙覧記念文学館

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幕末福井の歌人橘曙覧やグリフィスのグッズ製作 ミニタオルや一筆箋、福井市記念館などで販売

福井新聞(2023年12月20日)

 福井県福井市はこのほど、関係団体と連携し、幕末福井の歌人橘曙覧と、福井藩が招いた米国人教師グリフィスがモチーフのグッズを製作した。曙覧の詠んだ歌やグリフィスにまつわる逸話をもとに、ミニタオルと一筆箋、お菓子などを詰めた足袋の3種類を用意。市橘曙覧記念文学館と市グリフィス記念館で販売している。

 北陸新幹線県内開業を前に、若者にも楽しんでもらえる両館のグッズを作ろうと企画した。

 曙覧グッズはミニタオルと一筆箋の2種で、同文学館を管理運営する歴史のみえるまちづくり協会と共同製作した。曙覧が詠んだ連作の短歌「独楽吟」にちなみ、「たのしみは」「...とき」の文字と、短歌内に登場する花や魚、酒器のイラストを両方に配した。縦横25センチのミニタオルは今治産の綿製で手触りよく仕上げ、一筆箋には越前和紙が使われている。各700円。

 日下部・グリフィス学術・文化交流基金と連携したグリフィスグッズは、「幸福の足袋」と名付けた。グリフィスが日本で初めて公に開いたとされるクリスマスパーティーで、生徒らがつるした足袋に贈り物を詰めてプレゼントしたという逸話が由来。長さ14センチの足袋にグリフィスと同じくお菓子や文房具を詰めたほか、グリフィスや福井藩初の海外留学生・日下部太郎の写真を1足につき1枚添えた。1足200円。

 ミニタオルと一筆箋は同文学館で、幸福の足袋は同記念館で販売中。足袋は100個限定で12月25日まで。問い合わせは同文学館=電話0776(35)1110、同記念館電話=0776(50)2911。

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