金沢市の石川国際交流サロンで、「加賀のおめでた尽くし~大正から昭和初期の花嫁のれんと袱紗(ふくさ)~」(北國新聞社後援)が開かれており、華やかな花嫁のれんやふくさ25点に来場者が見入った。金沢市竪町の「ゑり華」創業者・花岡慎一氏の収集品のうち、日の出に合わせ鶴が鳴く様子が描かれたふくさなどが展示された。「ゑり華」でも花岡氏が集めた花嫁のれん8点の展示(北國新聞社後援)が始まり、江戸時代から昭和初期の色鮮やかな作品が並んだ。
店主の花岡央至さんは、能登半島地震に触れ「花嫁のれんには人生の節目を祝い、生きている幸せをかみしめる思いが込められている。こういう時だからこそ、その伝統を伝えたい」と話した。石川国際交流サロンは14日まで、「ゑり華」は28日まで展示する。