本格的な受験シーズンを迎える中、新潟県燕市の「道の駅ＳＯＲＡＩＲＯ国上」で、受験生を応援する「合格祈願フェア」が開かれている。特設コーナーに学問の神様・菅原道真をかたどった菓子など約２０品を並べ、熱いエールを送っている。

　燕市には道真の命日の２月２５日に天神講菓子を供え、学業成就や合格祈願、子どもの健やかな成長を願う風習が残る。市内での菓子の製造販売は２月から本格化するが、道の駅国上では、受験期に合わせ一足早く特設コーナーを設けている。

　特設コーナーは売店の一角にあり、天神様やタイ、招き猫といった縁起物をかたどった粉菓子や生菓子、チョコレート、サブレなどのほか、合格祈願のコメや箸がずらり。天神様をモチーフにしたふきんやキャンドルなどのユニークな商品もあり、訪れた人の目を引く。合格祈願のマンホールカードもプレゼントしている。

　道の駅は「大きな地震があり、受験勉強も大変だと思うが、実力を発揮できるよう応援したい」としている。フェアは１月３０日まで（２２日休館）。２月３日からは「越後つばめの天神講菓子展」を実施する。問い合わせは道の駅国上、０２５６（９８）０７７０。