日常にある素材を風景の一部に見立てた写真やジオラマ作品が並ぶ「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」(福井新聞社後援)が2月9日、福井県福井市美術館で始まった。ミニチュア写真家田中達也さん(42)=鹿児島市=の作品約170点を展示している。3月31日まで。
同展は、福井県内では2021年に初めて開催され、来場者数約4万7千人と盛況だった。
北陸新幹線県内開業に合わせ3年ぶりに開催。福井駅をイメージした福井会場限定のオリジナル作品は、水ようかんやへしこなど福井のお土産の箱やボトルで周辺の建物を表現した。田中さんは「作品がお祝いムードを盛り上げる一助になれば」と話す。
ほかにも、ごはんの雲の中を飛行機が飛ぶ「ハブ ア ライス トリップ!」など、タイトルも含めユニークな発想の作品ばかり。
会場内の作品は全て撮影可能で、来場者がミニチュアの世界に入り込んだように撮影できるフォトスポットもある。初日から親子連れなど大勢が訪れ、お気に入りの作品をじっくり見学していた。
午前9時~午後5時15分(入館は同4時45分まで)。観覧料は一般1200円、大学・高校生800円、小中学生500円。