河北潟干拓地で羽を休めるコウノトリの親鳥とひな(津幡町教委提供)

河北潟干拓地で羽を休めるコウノトリの親鳥とひな(津幡町教委提供)

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「コウノトリの町」津幡PR  巣近くにカメラ、映像配信へ 新年度から

北國新聞(2024年2月15日)

 津幡町教委は新年度、「幸せを運ぶ鳥」と呼ばれる国特別天然記念物コウノトリの営巣地として町をPRする事業に乗り出す。巣の近くにカメラを設置して餌を食べる姿や巣立ちの様子の映像を記録、配信し、コウノトリの魅力を伝える。新年度当初予算案に事業費125万円を盛り込む。

 町教委によると、町内でコウノトリの巣は河北潟干拓地と笠野小近くの電柱の2カ所あり、干拓地には営巣用の塔が設けられている。PR事業は「コウノトリが選んだ町つばた」と銘打って展開する。

 カメラを設置するのは笠野小近くの巣で、近接映像をライブ配信することを検討する。小学校の教材としても活用し、児童の環境教育に役立てる。干拓地と同様、同小近くに営巣用の塔を設けることも視野に入れている。

 コウノトリは2~4月に卵を産み、ふ化後、60~80日ほどで巣立つ。町内では今年度、ひな2羽が巣立ったことが確認された。国内の野生コウノトリが絶滅した1971年以降、同町での巣立ちは初めてだったという。

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