デジタル技術で恐竜の魅力に触れる参加者ら=2月18日、福井県福井市中央1丁目の「ダイナソーゲート」

デジタル技術で恐竜の魅力に触れる参加者ら=2月18日、福井県福井市中央1丁目の「ダイナソーゲート」

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仮想空間で恐竜間近に 福井で催し 親子10人化石観賞

福井新聞(2024年2月19日)

 デジタル技術で恐竜の魅力を体感してもらうイベント「バーチャル恐竜ワールドで学ぼう」が2月18日、福井県福井市中央1丁目の未来プラザふくしん内「ダイノソーゲート」で開かれた。訪れた子どもたちは仮想現実(VR)空間で化石を手に取り観賞するなどして楽しく理解を深めていた。

 県立大と福井新聞社が協同で設立したベンチャー企業「恐竜総研」が企画。ダイノソーゲートはこのほど本格オープンした恐竜魅力発信スペースで、同社が展開するデジタルコンテンツの体験などができる。

 この日は親子連れ10人が参加。子どもたちはコンテンツのうち、県内で発掘された新種の恐竜・原始的鳥類の全身骨格化石などが観賞できる「VR恐竜ミュージアム」などを体験。大型モニターにVRの画像を映し出し、恐竜を研究する県立大大学院生2人が見どころについて解説した。

 草食恐竜のコシサウルスなどの全身骨格化石について「本当の県立恐竜博物館にも展示されていない」と説明。原始的鳥類「フクイプテリクス」の全身骨格化石は、手に取って間近で眺めるVRならではの機能を使い、「くちばしの中に歯がある原始的な特徴が分かる」と紹介した。参加したあわら市本荘小2年の児童は「知らないことをたくさん知ることができた」と話した。

 ダイノソーゲートではVRゴーグル着用で3種のコンテンツを千円、モニターで2種のコンテンツを500円で体験できる。展示されている恐竜模型などの観賞は無料。オリジナルグッズの販売もある。営業時間は午前11時~午後4時(月、火曜定休)。

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