金沢市の近江町市場の大口水産は20日のリニューアルオープンに合わせて、30カ国語の翻訳アプリとディスプレーを導入する。北陸新幹線敦賀開業に伴うインバウンドの増加に対応する。
翻訳アプリを開発したアイシン(愛知県刈谷市)の技術者が店頭に機器を設置した。大口水産の荒木優専務(63)の「カニいかがでしょうか」などの呼び込みの言葉が英訳され、「ジャパニーズ・アンバージャック」を「ブリ」と和訳された。
荒木専務は「これでインバウンドの増加に対応できる」と期待を寄せた。近江町中央小売協同組合の得永哲生事務長(52)は「使い勝手を確かめ、ほかの店への導入を考えていきたい」と話した。