炭火焼きの東北産カキを味わう出張カキ小屋「牡蠣（かき）奉行」が福井県福井市のハピテラスで開かれている。来場者は「身が大きくてぷりぷり」と焼きたてを頬張っていた。３月１１日まで。

　東日本大震災で被災した宮城県石巻市のカキを多くの人に食べてもらおうと、飲食業者らでつくる実行委員会が２０１２年から全国各地を巡回している。福井での開催は６年目となり、今年は売り上げの一部を能登半島地震の義援金として寄付する。

　石巻産のカキ１キロを支援価格として半値の６６０円（税込み）で販売。ホタテやサザエ、カキフライも並んだ。

　会場は香ばしい磯の香りで包まれ、来場客は「炭火焼きだから一段とおいしい」「クリーミーで濃厚」と堪能していた。実行委員は「どのカキもぷりぷりで絶品がそろっている。ぜひ食べに来て」と話していた。

　午前１１時～午後９時（ラストオーダー同８時半）。席・炭代として１人４４０円（小学生以下無料）が別途必要。問い合わせは牡蠣奉行＝電話０７０（９０６２）３３７９。