金沢市と富山市でつくる金沢・富山食文化ツーリズム推進協議会は２６日、富裕層を主な顧客にもつ米国の旅行会社２社を招き、現地からの誘客を図った。

　一行は金沢の大樋美術館（橋場町）や交流施設「ＩＮ　ＫＡＮＡＺＡＷＡ　ＨＯＵＳＥ」（金沢市芳斉１丁目）などを訪れた。交流施設では外国人観光客に人気のある手まり寿司の調理体験を行った。サラ・コルサさん（２９）は「日本旅行で食を重視するアメリカ人は多く、体験型はとてもいい」と手応えを語った。

　ジェレミー・アダムスさん（２７）は能登半島地震に触れ「金沢は影響が少ないことが確認できた。会社とも共有していい提案を顧客にしたい」と話した。一行は２９日まで、兼六園や富山ガラス工房など金沢、富山両市の食と伝統工芸にまつわる施設を視察する。