北陸新幹線敦賀開業に合わせ、観光客の福井県若狭町内での周遊を促そうと、若狭三方五湖観光協会はオリジナル観光アプリ「わかたび」を開発し、３月１６日から運用を始める。協賛店でスタンプを集めると割引クーポンなどがもらえる。

　地域経済の活性化も見据え、昨年春から準備を進めてきた。町の補助を受けた。

　１２日現在で、町内の飲食店や土産店、宿泊・観光施設など５０店舗以上が協賛店になる予定という。各店舗での精算時にＱＲコードを読み取ってスタンプを獲得できる。３個集めると協賛店で使える千円分の割引クーポンがもらえて、以降５個ごとに計５回、５００円分の割引クーポンが当たる。さらに２個集めて全３０個で若狭町の特産品がもらえる。スタンプラリーは５月１０日でいったん終了する。夏以降に第２弾の実施を検討している。

　同協会の担当者は「新幹線で敦賀まで来た方に若狭町まで足を運んでもらえれば。アプリを使って観光を楽しみ、少しでも長く滞在してほしい」と期待していた。

　アプリは１６日からダウンロードできる。新規登録特典として３千円分の割引クーポンがもらえる。予定している数がなくなり次第終了する。問い合わせは同協会＝電話０７７０（４５）０１１３。