足羽川の護岸に設置されたアート作品=3月14日、福井県福井市中央3丁目

足羽川の護岸に設置されたアート作品=3月14日、福井県福井市中央3丁目

福井県 福井・永平寺 その他

堤防彩る巨大アート 福井市の足羽川に完成

福井新聞(2024年3月15日)

 北陸新幹線の福井県内開業に合わせ、県都中心部のにぎわいに彩りを添えるアート作品が3月14日、福井市中央3丁目の足羽川右岸堤防にお目見えした。同市出身の現代美術作家今井俊介さん(46)が手掛け、横約3メートル、縦約5メートルのビニール製の生地が8枚連なる巨大な作品で、紫やピンクなどの鮮やかな色彩が訪れた人たちの目を引いている。

 県と市、福井商工会議所でつくる県都にぎわい創生協議会がまとめた「県都グランドデザイン」に基づき、まちづくり福井が設置した。設置場所近くの河川敷で同日、お披露目会があり約40人が参加。既に設置してあった7枚に加え、
今井さんらが最後の1枚を取り付けて完成を祝った。

 風になびく布を表現したデザインで、新幹線が到来する機会に「自分たちから新しい風を起こさないといけないという思いを込めた」と今井さん。「見た人が『元気が出るな』『きれいだな』と思ってもらえるといい」と話した。

 お披露目会には、高校生や大学生が芸術を通じてさまざまな人たちと交流を深める県事業「ふくいアートワークショップ」の参加者13人も訪れた。作品設置を手伝ったほか、今井さんと懇談し芸術への向き合い方などに触れた。

えきねっと びゅう国内ツアー

福井・永平寺 ニュース