新シーズンへの意気込みを語る広上さん(右)と床坊OEKゼネラルマネージャー=金沢市の石川県立音楽堂

新シーズンへの意気込みを語る広上さん(右)と床坊OEKゼネラルマネージャー=金沢市の石川県立音楽堂

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若手起用尽力、6人初共演  OEK、9月からの新シーズン 定期公演の演目発表

北國新聞(2024年3月26日)

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は25日、9月から始まる新シーズンの定期公演(北國新聞社特別協力)の演目を発表した。若手アーティストの起用に力を入れ、20~30代の指揮者やバイオリン、ピアノ、ハープの8人が出演。このうち6人がOEKと初共演となる。

 25日、金沢市の石川県立音楽堂で広上淳一アーティスティック・リーダーと床坊剛OEKゼネラルマネージャーが会見を行った。若手注目の指揮者、沖澤のどかさんは来年3月8日にタクトを振る。同年5月にはユーチューバーとしても人気のピアニスト角野隼斗さんが初登場する。広上さんは「日本の音楽界をけん引するに違いない才能が集まった」と語った。

 9月17日のシーズン幕開けは広上さんが指揮し、トルコ出身のファジル・サイさんとベートーベンのピアノ協奏曲第3番を奏でる。11月9日は今年で引退を宣言する井上道義桂冠指揮者がショスタコーヴィチの交響曲第14番でOEKと最後の共演を果たす。

 コンサートホールのパイプオルガンの改修に伴い、シーズン期間は2カ月延長し、来年10月まで計19公演を実施する。

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